運営実績
ホテル 既存施設を当社直営で再生-CASE1-
雇用促進事業団様より取得施設 里山の休日 京都・烟河
開始時の状況
近隣に大きな観光地、或いは名産品のないホテルで、利用客は少なく経営は悪化の一途を辿っていました。
ホテルの運営状況の改善は地域活性化と表裏一体です。オーナー様とのご相談を幾度と無く重ね、当社の直営施設として再出発となりました。
当社の取り組み
諸般の経営システム改善とスタッフの意識改革とともに、当社はスタッフからホテル再生のアイデアを募りました。現場で働いてきたスタッフだからこそ、ホテルそして地域再生のアイデアがあると信じ、耳目を集める名物がないという大きな課題に挑みました。
連日に及ぶ会議で「地域に名物がないのならホテルの名物を作ればいい」、
「食の安全が求められる時代だから、無農薬野菜を育てよう」と、自家菜園を持つホテルという新しい運営形態に挑戦することに。通常勤務の合間を縫って支配人から料理人まで皆で耕し、数か月後の収穫時期を迎え、漸くホテルに新しい名物が実りました。
それが「朝食限定 とれたて無農薬野菜のサラダ」。 当初はまだ収穫量が少ないため、朝食だけのご提供でした…
成果・現況
現在では、京都・亀岡に「美味しい野菜が食べられるホテルがある」と、近隣だけでなく遠方のお客様にもお越し頂けるようになり、ご宿泊のみならず、ランチバイキングやご夕食やご休憩を目的として利用されるお客様も増えました。
おいしい食材をもっと美味しく、そして新しい名物を召し上がっていただきたいと、当社は新設のレストラン「はなり」内に特製の石窯を作りました。さらに朝食には多種多様な野菜ジュースのご提供も始めました。
一部客室のリニューアルも行い、現在では大手宿泊予約サイトでも人気の宿泊施設として成長致しました。ホテル再生は地域再生。当社はこれからも、地域活性化の一助として、広く社会に貢献して参ります。
ホテル 官民連携(PPP/PFI事業)-CASE2-
石川県羽咋市様からの運営委託施設 ちりはまホテルゆ華
碧い海と白い砂。息を呑むような夕陽の朱に染まる空。砂浜のドライブウェイで世界的にも有名な石川県の羽咋・千里浜沿いにある『ちりはま ホテルゆ華』。
海岸まで歩いて5分の、アカシアの森に包まれた寛ぎのホテルです。湯の華が浮かぶ自家源泉の “はまなす温泉” の湯に手足を伸ばし夜空の星を見上げると、都会の生活で忘れてしまった心豊かな時間を、必ずや思い出して頂けることでしょう。
※ ゆ華はお宿ねっと独自の「丸ごとおもてなし」サービスをご提供するホテルです。
「2014年石川地域づくり団体部門奨励賞」受賞施設
地域住民と当社が共同で実施してきた魅力発掘・発信をご評価頂き、「いしかわ地域づくり円陣2014」の「石川地域づくり賞 団体部門 奨励賞」を受賞致しました。
表彰の趣旨は下記の通りで、表彰の主催は石川県となっております。(以下、表彰主旨)「地域分権の進展とともに、住民自らが様々な分野の地域づくり活動に参画し、個性的で活力ある地域社会を作り上げていくことが重要になっています。
このため、住民主体で先進的な地域づくりに取り組んでいる団体等を表彰することにより、地域づくり活動の一層の活性化を図り、石川らしい地域づくりの推進に資するものとします。」
ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版に掲載
2016年6月3日発刊の日本で8エリア目となるミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版にちりはまホテルゆ華が掲載されました。
北陸新幹線も開通し多くの皆様の期待が集まる北陸地域。多くの著名人にもご愛顧頂く「ちりはま ホテルゆ華」及び当社は、今後も地域発展の為に積極的な情報発信に努めてまいります。
ホテル 当社運営で大幅な収支改善 -CASE3-
外部利用受け入れによる収支改善 大手企業健康保険組合A様
開始時の状況
毎年6000名超のご利用のある保養所でしたが、運営収支が芳しくなく、補助金利用を始めとする持ち出し経費削減が最大の課題として当社にご相談頂きました。
当社の取り組み
稼働率の低い施設であれば、当社のご提案する利用促進策を講じるだけで運営経費の削減が可能になりますが、当該施設の場合はこれ以上大幅に稼働を上げる余地はありませんでした。
そこで従前の利用者様の利便性や優位性を一定水準で確保しつつ、収入増加策として外部利用
(=高価格)を受け入れることで改善を図りました。また社員様の福利厚生拡充策として、当社が運営する宿泊施設ネットワーク「お宿ねっと」を導入頂きました。
成果
右図の様に、各地の「お宿ねっと」施設利用が増えることにより当該施設単体で見ると社内利用数が抑制されました。しかしながら「お宿ねっと」を通じた外部利用者増により収支が改善され、運営3年目には黒字化を達成しました。
3年間の収支改善は約52,000千円になります。
保養所 当社運営で人気の保養所に -CASE4-
直営ではなく外部委託で運営力向上 大手企業健康保険組合B様
開始時の状況
当該企業様は、複数の直営保養所(運営スタッフを直接雇用)を所有されてました。直営の場合は運営品質が現地スタッフの資質に左右されることが多くなりますので、管理マネジメントの脆弱性を多数の規則で補う状況に陥っていました。必要以上の過剰な規則は柔軟な対応が出来ない状況を生みますので、管理者のモチベーションだけでなくホスピタリティも逓減していきます。遅い到着時の対応が不遜、泊まらせてやっているという感の接遇という管理志向の運営に徹する保養所に対し、利用者様は「会社の保養所だからしょうがない」という諦観を持っていました。
当該企業様は大規模保養施設を新設するにあたり、直営では十分な運営ができないという判断で、この新設保養所を当社の基本業務委託契約にて運営委託をされました。
当社の取り組み
当社への委託時は建設途中だったため、一部の設備等に当社の意向をご反映いただき運営を開始しました。
保養所ですから一般の宿泊施設に比べて当然規則等が厳しいのですが、当社は管理者視点ではなく利用者視点で規則を刷新提案致しました。その他、清掃オペレーションの改善、設備維持管理の見直し、食材仕入の最適化、スタッフのホスピタリティ教育など、当社がこれまで培った運営ノウハウを用いて運営改善に努めました。当然に運営経費は一般営業施設の基準で管理し、無駄な支出の削減を徹底しかつオーナー様の事務作業低減を実現させました。さらに当社独自のアンケートシステムを活用し、これまでサイレントマジョリティであった利用者様のご意見をまとめ、改善点を早期に発見できる体制も整えました。
成果
利用者並びに企業様のご意見を真摯に受け止め改善を繰り返すことで、次第に当社との信頼関係が生まれました。新築施設ですので当然施設ハードに対する評価は高かったのですが、利用者様からはそれ以上に利用しやすさ・接遇の良さに対する高い評価を頂きました。ハードの品質は経年劣化しますが、ソフトの品質はその限りではありません。
施設と地域特性に応じたイベントや地産料理、そしてスタッフの心尽くしのおもてなしは、福利厚生施設である保養所にこそ求められるものです。当社がご提案する「ホテル・旅館ではなく、保養所=プライベートホテルならではのおもてなし」の価値は普遍的であり、また時流に応じて進化していきます。
全国に加盟施設を持つホテルグループ
全国に広がる「お宿ねっと」
厳選の宿、一流企業の保養所・公共の宿、賢く利用
2004年より「一流企業の保養所・公共の宿、賢く利用。」と銘打って、当社直営施設と、当社が運営またはコンサルティングを行っている公共の宿や企業の保養施設を、各施設の利用対象者と一般の方々にもご提供しています。
お宿ねっとの特徴
「お宿ねっと」がご提供する施設は、全て当社が運営を任されている宿泊施設です。
すべての施設に当社の運営ポリシーが反映されていますので、どの施設を利用されても共通してご満足いただける「まごころサービス」をご提供します。
そのうえで各地域・施設の特徴を活かし、変化に富んで飽きのこないような雰囲気・食事・サービスを心がけています。
福利厚生の相互利用
福利厚生の利用施設として、お宿ねっとに加盟することで多くの施設を利用でき、相互利用促進および従業員満足の向上に繋がります。
新しいサービス「CLUB SAVOR」
2016年7月よりポイントカードサービスに替わる、新しい会員サービスとして「CLUB SAVOR」をスタートしました。
より会員様の利用促進、満足度の向上を目指して会員特典の充実を図ります。
地域との共創・相互利用に
より施設と地域の連携を目指し、CLUB SAVORの会員カードの提示により近隣店舗様で会員限定の特典が受けられるようになりました。
旅の目的として地域交流・地元感が注目されている昨今、新たな魅力として提携先の拡大を図っています。